●培養土に含まれる改質材の効果
培養土⇔法面表層との間で次のような作用が働き、飛来種子の活着を促進します。
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1.硫酸イオン中和剤「Dr.pH SX」 |
土壌中の還元的硫酸塩が酸化され生成される硫酸を中和する機能を有します。
このため培養土および法面表層の根域は中性域を保持します。

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2.リン酸塩 |
一時的に溶出するアルミナと結合することで、植物根への障害性を排除する弱アルカリ資材です。
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3.培養土基材 |
1m3あたり300〜500リットル以上の保水性を持つココピートを採用し、飛来種子の活着を促します。
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4.酸性硫酸塩土壌崩壊地から採取した土壌の改良試験実施例 |
採取直後の土壌はpH(H2O)6.3程度を示しています。また過酸化水素水で酸化処理するとpH(H2O2)3.8の強酸性を示す酸性硫酸塩土壌であることがわかります。
この土壌にDr.pH SX剤を混合して空気中に晒した場合、硫酸の中和機能により土壌は中性域を保持します。
一方の無処理土壌は、1週間程度で硫化物が酸化され、強酸性になってしまいます。
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左:無処理土壌 右:Dr.pH SX添加土壌

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