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  詳細ページ 建設汚泥 | アルカリ中和 インターファーム   1.Dr.pHの概要  2.使い方、中和試験  3.アルカリ土壌の障害性と対策、処理土の経年変化 
  4. コスト削減効果  5.CO2削減効果  6.酸性資材の比較  

     このページの内容   アルカリ土壌の植物への影響 / 中和処理のほかに検討すべき対策 / 中和処理土の経年年変化   


3.アルカリの障害性  
     アルカリ土壌が植物へ与える障害性、中和処理後の土壌のpH値変化は?
   1.アルカリ土壌の障害性

    アルカリ土壌における植物の樹勢劣化は、栄養バランスが崩れることに起因します。
    アルカリ土壌の場合、リン酸や鉄等の必須養分が不溶化し植物が利用できなくなります。
    栄養失調になると風害・塩害・病中害をきっかけに衰退、枯死することになります。

   


   2.事例
   アルカリ土壌に植栽され、生育不良となった樹木

   アルカリ土壌に植栽された結果、栄養障害を呈すると、そのシグナルは葉面に表れます。
   アルカリ土壌で多く見られる症状は葉脈間が黄化する現象です。これは鉄分が不足して葉緑素が作れなくなっていることを意味しています。
   葉緑素が不足すると、光合成が不十分となり糖の合成が衰えます。

    結果として翌年の新葉・発根量が減少します。この段階で耐性が劣り、病気・害虫に侵されやすくなります。
    そして、この悪循環を経てやがて枯死に至ります。
    土壌がアルカリ性の場合、養分をいくら施しても水に溶けない状態ですから樹勢の回復にはつながりません。

pH8.3の弱アルカリ性土壌に植栽されたクチナシ。
葉緑素が欠乏しています。
周辺の株も衰弱し、全体として密度が低下してきています。

裸地化したグリーンベルト。
pH8.7を示す植栽基盤でした。裸地化の直接の原因は踏圧かもしれませんが、根域が十分発達してない低木は踏圧に弱いといえます。
pH8.7の植栽基盤土壌。
海浜地区であることから、風害または塩害が大きく影響しているかもしれませんが、栄養障害のため回復せず衰退しています。


   3.中和処理に付随して検討すべき改良

  下層や周囲からのアルカリ浸出に対する対策
   @下層の毛管を遮断
    植え穴の場合、底部に大粒パーライトや砂利などを10cm敷設し、下層との毛管を遮断しておく
   A透水・通気の確保
    土を良くほぐし、排水性を良好にする
   BpH緩衝性の改善
    土壌に完熟有機物を10〜20%混合し、アルカリ浸出に対しpH緩衝性を付与しておく。(過湿土壌の場合は根腐れの原因になるので注意)
   C中和処理を水平方向へ広くとる
    栄養根は特に表層に分布することを念頭に、植え穴直径よりも広い範囲の表層を中和処理し有機物を鋤き込んでおく。

      


   4.中和処理土の経年変化と将来のpH値について
 ・中和処理された土壌に植栽された植物は、必要な養分が吸収できるため水分を確保すれば容易に活着し、生長を始めます。
 ・根の伸張は @:土壌中に隙間を作る A:呼吸による二酸化炭素ガスを土壌中に排出する B:根酸を放出する 
  など、土壌を中性〜弱酸性へ移行させる効果を有しています。


   
 T:再アルカリ化の要因
   
@ 下層および周辺からのアルカリ浸出
    A セメント、コンクリートガラなどからの水酸化カルシウムの溶出


 U:酸性化の要因
 (アルカリの原因物質は、石灰やセメントから生成された水酸化カルシウム)
    @ 根の伸張に伴う土壌の隙間への雨水、大気の侵入(二酸化炭素による炭酸化)
    A 根の呼吸に伴う根圏への二酸化炭素の供給

   B 根から出される根酸
     いずれも植物が活着し生長を始めることで得られる効果であり、植栽時における中和処理はとても重要になります。
   
C 降雨による塩基類の溶脱作用

 V:pH値の経年変化

   
中和処理された植栽基盤土壌は「T」および「U」の影響を受け、pH値は若干上下動することになる。
   この時、土壌中に有機物が適量含有されていれば、pH緩衝性が機能しpH値の変動幅は小さくなる。
   植物が活着し生長を始めると、「U」の作用が有効に働き、中和処理土はpH7〜6程度の範囲で安定する。
   (二酸化炭素の飽和水溶液はpH5.6程度であるから、経年的に強酸性へ移行することはない)

  


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