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          ドクターペーハーの使い方、中和試験 
 
詳細ページ 建設汚泥 | アルカリ中和 インターファーム 1. Dr.pHの概要  2.使い方・中和試験  3.アルカリ土壌の障害性と対策、処理土の経年変化  
 4.コスト削減効果  5.CO2削減効果  6.酸性資材の比較  

  このページの内容  pH測定方法 / 中和試験 / 中和曲線で添加量を決定 / pHの基準 / 目安表から添加量を決める / 中和改良する範囲


   2.ドクターペーハーの使い方                    
  現状の土壌pHを調べ、必要な添加量を混合します。 必要な添加量を把握するために中和試験実施し「中和曲線」得ます。
  中和試験には1週間程度必要です。時間が無い場合は「目安表」を参考にしてください。   試験用土壌はコチラヘ
               

    1. 土壌pHを測定する        
 ⅰ:農学における土壌pH測定  水:土=1:2.5(風乾土) w/w
 ⅱ:土質試験(土木)では     水:土=1:5(絶乾土)  w/w

 造園分野でアルカリ土壌を測定する場合、水:土=1:2.5(生土)で測定します。 
 アルカリ土壌の場合、乾燥させる過程でpH値が大幅に低減することが多くあります。(アルカリ成分が炭酸化される)
 このため、中和目的での土壌pH測定は「生土」で測定することをお勧めします。

     pHは水素イオン濃度の逆数を対数で示しているため、水:土比が少々変動しても大きな誤差は生じにくいのです。
     参考:生土で測定した場合の誤差について
     「生土での測定誤差は風乾土と比べて、含水比50%の場合でも+0.2程度である」(東北農業研究44. 147-148 1991
         
  pH計 精製水 計量カップ 秤 測定用カップなどが必要                                                
       
 
       2. 中和試験   添加量を把握するための試験 (当社に依頼する場合、1地点500g程度をビニール袋に密閉して送ってください)
   ①  土の単位容積重量を測定し、測定カップに土壌を取り入れる                
     ・100mlあたりの重さを測定する。(採取時の含水比のまま)      
     ・50ml分の土をpH測定容器に取り入れる(重量で)      
   ②


・ドクターペーハーを添加する
・ドクターペーハーの添加量を変えて、数点の測定試料を用意する。 
・添加量30kg/㎥なら、50mlの土壌に対し1.5g添加すればよい。

・取り入れた土壌重量の2.5倍量の精製水を加え、良く撹拌する。

 
     
   
 ガラス電極pH計を用いて、pH値が安定するまで測定する。
 ドクターペーハーを添加後、通常4~6日で安定したpH値を示すようになる。
     
   ④ 中和緩衝能グラフを作成する              
    ・各測定値と添加後の時間をプロットしたグラフ(緩衝能曲線)を作図する              
     
緩衝能グラフを描く事で、ドクターペーハーを添加後、どの程度の時間でpH値が安定するのかが把握できる。  
    
     
   3. 中和曲線を作図する  
     安定した時のpH値(最終測定値とする)とドクターペーハーの添加量から「中和曲線」を作図する。
     

中和曲線から、この土壌をpH8.0にしたいときは約2.5kg/㎥(①)を、pH7.5にしたいときは10kg/㎥(②)を添加すればよいことがわかる。
     
   4. 緑化・植栽におけるpH基準    どこまで中和するのか? 
 
ドクターペーハーの配合量は、中和改良目標値により増減します。植栽基盤土壌のpH基準(分級)は社団法人日本造園学会または財団法人日本緑化センターが定めています。
   ②  中和曲線を見ると、中性域に近づくほど曲線が横に寝てくる傾向があります。つまりpHをもっと下げようとすると、添加量は増大することになります。
   ③  植物にとって好ましいpH値は7以下ですが、経済性を考慮すると中和目標値はpH7.5~8.0の範囲とすることが妥当でしょう。
     ・植物が活着することで、根の周辺土壌のpH値は上昇~下降を繰り返しながら徐々に下降し、やがて中性~弱酸性域で安定します。
      詳しくはアルカリ土壌の障害性と対策、処理土の経年変化を参照ください。
     
分級 1(優) 2(良) 3(不良) 4(極不良)
pH(H2O) 5.6~6.8 4.5~5.6
6.8~8.0
3.5~4.5
8.0~9.5
3.5>
9.5<
     
分級 1(良) 2(可) 3(不良)
pH(H2O) 5.6~6.8 4.5~5.5
6.9~8.0
4.5>
8.0<
     
   5. 目安表から添加量を決める 
    下表の添加量で、pH7.5~pH8.0の範囲に中和できます。  (あくまでも目安であり、pH値を保証するものではありません)
土質によって添加量が異なり、さらに多量のドクターペーハーを必要とする場合があります。


※一般的に、砂質土壌は比較的少なめの配合量で、粘土質や有機質の土壌は多量の中和剤を必要とします。
       
現場土壌のpH pH8.0~8.5 pH8.5~9.0 pH9.0~9.5 pH9.5~10 pH10~11
Dr.pHの添加量(kg/m3) 5~15 10~25 20~35 25~50 40~60以上
  
  6. どの範囲まで中和処理する? 
  改良深さ(植栽基盤の有効土層厚
上層とは、特に栄養根が分布する範囲であり、中和処理が必要な深さです。
下層は、地盤改良などで強アルカリ性土壌が下層広く分布している場合に中和処理を実施したほうが良い深さです。
このような場合、植え穴底部をパーライト(粗粒)や粗目砕石などを10~20cm敷設し、毛管を遮断することでアルカリの上昇を抑えることも有効です。

                               
中和処理の深さ(有効土層に準拠)※単位: cm
  樹種    地被 低木 低木~高木              
 0.5m程度まで  3mまで  3~7m  7~12m 12m以上 
 改良深さ  上層  15~20  20~30  40  60  60
下層  10以上  20~30  20~40  20~40  40~90
 
   ②  水平方向
     ・一般的には植え穴の範囲で良いでしょう。
     ・十分な深さまで改良出来ない場合や周辺に強アルカリ土壌が存在する場合などは、幹を中心に植え穴直径のの2倍程度の範囲
      を深さ10~20cm程度中和しておくと、この範囲で栄養を吸収可能になります。
     
   施工事例

                
各種施工機械による中和工事の実施例

スタビライザーで表層改良
(環境事業団 富山緑地)

バックホウで植え穴改良
(東京都立舎人公園)


土質改良機による中和改良
(LNGタンク埋設発生土の客土化工事:中和処理)

耕運機による表層全面改良
(国土交通省 東扇島防災公園)
 
道路法面植栽部分植穴土壌の中和処理
(NEXCO東日本日本海東北自動車道聖籠新発田IC付近)
 
旧江戸川堤防改修工事


長崎県立陸上競技場
弱アルカリ性の床砂の中和

 
沖縄県那覇市陸上競技場
弱アルカリの砂質土を中和


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